ビットサミット(BitSummit) 2017にて講演されたIGAこと五十嵐孝司さん(株式会社ArtPlay)の講演内容を紹介します。和服姿で現れた五十嵐さんによる『Bloodstained』に登場するキャラクター「斬月」の誕生秘話と3Dモデルのお披露目が行われました。
IGAさん、イガいな姿で登場!?
『Bloodstained: Ritual of the Night』を開発中の五十嵐 孝司さん(株式会社ArtPlay)が、なんと着物姿で腰に日本刀を携えてステージ上に登場した。
会場が京都なので和服を着たというのもあるのだが、和服にちなんだ話をするために着てきたということだ。
五十嵐さん作品初の日本人?キャラ「斬月」
お話の中心となったのがこの「斬月」というキャラクター。刀・甲冑・御札を身に着けた和風なキャラクターだ。
悪魔に関わることすべてを恨んでいて、符術で義手を動かしているという設定になっている。
ゴシックホラーという侍が入る要素がない作風ににもかかわらず、このようなキャラクターが誕生した経緯が語られた。
斬月誕生秘話
キックスターターをするにあたって、主人公のミリアム、サポート役のヨハネス、敵役のジーメルを発表した。
すると、「ジーメルが表ボスでヨハネスが裏ボスじゃね?」ってみんなが勘繰ってきたとのこと。
そういうことがあったので、キャラクターを増やさないとダメだ!ということに。
その中に、主人公を問答無用で敵対しているキャラクターが欲しいと考えていたところ、
「そういえば五十嵐さん、今までの作品で日本人出したことないよね」
とディレクターが言ったことで、じゃあとりあえず侍にしてみるかと生み出されたのが斬月だそうだ。
しかし不思議なことに、斬月を作ったことによって、バラバラだった物語のすべてのピースがうまくはまっていった。
驚くほどのはまり方をしたため、スタッフみんな鳥肌が立ったそうだ。
まだ声優は明かせないが収録は終わっていて、めちゃくちゃかっこいいと五十嵐さんは絶賛していた。
いったいどんなキャラなのか、期待が高まるばかりである。
ちなみに、キックスターターの際に約束した「IGAボス」の収録も終わったとのことだ。
本邦初公開・ぐるぐる斬月
誕生秘話のあと、斬月の3Dモデルも公開された。
モデルを作ったらとりあえずぐるぐる回したくなると、斬月の3Dモデルを全周囲から眺める動画が公開された。
記念に1枚
講演後、会場内で五十嵐さんを発見したので記念に写真を撮らせていただきました。
五十嵐さん、ありがとうございました。
登壇者紹介
1990年コナミ入社
教育関係の部署にプログラマとして配属。
その後、コンシューマ部門に異動。
PCエンジン版、出たな!ツインビーの敵プログラムを作成し、初商品化。
PCエンジン版、ときめきメモリアルでシナリオとプログラムを担当。
プレイステーション版、悪魔城ドラキュラX 月下の夜想曲のシナリオとプログラム、後期ディレクションを担当。
悪魔城年代記 悪魔城ドラキュラから、悪魔城ドラキュラシリーズのプロデューサーを数年勤める。
2011年末にソーシャル事業に異動。
2014年3月コナミ退社
6ヵ月ほど、フリーで過ごし、2014年9月16日株式会社ArtPlayの立ち上げメンバーとして参加。
同社、代表取締役プロデューサー。
現在、モバイルゲームを開発しながら、キックスターターにて待ち焦がれたコンシューマゲームをついに作れることになる。
ファンの皆さんのおかげで「BloodStained Ritual of the Night」の開発準備中。
(ビットサミット公式より引用)
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