ビットサミット(BitSummit) 2017にて行われたIndies Cross Talkの内容を紹介します。はるばる海外からクリエイターたちに、インテビュー形式でお話を聞くセッションでした。
講演内容紹介
このセッションでは、はるばる海外から来てくださったクリエイターたちに、インタビュー形式で話を聞いてみようというものでした。
登壇したのは、写真左から、Megusta GameのJung JinSubさん、Ogre Head StudioのZainuddin fahadさん、Radical Fish GamesのFelix Kleinさん、Joakim Sandbergさん、KayinworksのMichael O’Reillyさんの5人です。
Q1.どんな日本のゲームにインスパイアされたか
JinSubさん:『鬼武者』や『ストリートファイター』。僕のゲームではそれらのゲームのシステムを混ぜている。
Kleinさん:『ファイナルファンタジー』シリーズと『聖剣伝説』が特に。
O’Reillyさん:今作っているゲームに関しては、『悪魔城ドラキュラ』と『ニンジャガイデン』です。
Q2.日本と海外のインディーゲームの相違点は何か、アドバイスするとしたらどんなことをしますか
fahadさん:インディーとして大事なのは「自由」だと思います 日本には日本の特有のスタイルがあって、インドにはインドのスタイルがあって、それぞれを尊重したほうがいい。こうしたほうがいいとアドバイスするよりは、自分が良いと思うものを目指して作るほうがいいと思います。
Sandbergさん:私は1つのゲームに7年かけている。ひとりで開発するなら、どんなに時間がかかっても絶対に自分の作りたいゲームを作るという覚悟を持つこと。良い友達に囲まれてゲームを作ること。
O’Reillyさん:Sandbergさんと大体同じですね。
Q3.資金をどうしているのか
JinSubさん:最初に出したゲームが成功して貯金があって、それで1年間開発した。今はパブリッシャーを探している。
fahadさん:チームのみんなから集めてどうにかしようとしたが、すぐになくなった。外注や委託といった仕事を受けて、本家のプロジェクトを支えた。
Kleinさん:貯金があったけどだんだんなくなっていったので、クラウドファンディングをすることにした。完成版に近いものをアーリーアクセスに上げるのがいいと思う。
Q4.パッケージ化、フィギュア化、豪華な声優、実現できるならどれが嬉しいですか
JinSubさん:パッケージ化。店でパッケージを見ると嬉しくなる。それが僕の夢。
fahadさん:ゲームを集めたり、コレクションをするのが好きなのでパッケージ化がしたい。その次はフィギュアかな。
Kleinさん:私のゲームはストーリーを重視しているので声優がいいですね。フィギュアもあるといいと思います。
Sandbergさん:アクションフィギュアができたらうれしい。選択肢にはなかったけど、コスプレをしてくれる人がいたら、心に残ったんだなというのがわかるので、すごくうれしいですね。
O’Reillyさん:アクションフィギュアがあるといいと思います。あとコスプレも。
Q5.日本のゲームをリメイクできたら、何をリメイクしたいですか
JinSubさん:『鬼武者』がいいです。僕はもうリメイクしているようなものですけどね。
fahadさん:ファミコンの『魂斗羅』が好きでよくやっていたので、3Dリメイクとかができたら嬉しいかな。
Kleinさん:『聖剣伝説』をリメイクしてほしいです。現代に向けて魅力を伝えたいです。
Sandbergさん:もしリメイクするなら、『モンスターワールドIV』をリメイクしたいです。
O’Reillyさん:『メトロイド アザーエム』がいいと思っているけど、僕は今それを作っているような気がします。
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