BitSummit2017に出展していた作品を紹介します。出展していた『あめのふるほし』の紹介や出展者のところにょりさんからのメッセージ、ブースの様子を紹介します。
ブースの様子・感想
ブースにはところにょり氏が立ち止まった方に一つ一つ説明をしていました。
ブース全体がところにょりさんの世界観を展示しているかのようなブースでした。
今作は、以前の作品の続編なので世界観を崩さずどう表現するかを大切にし、『からっぽのいえ』の未来が『あめのふるほし』の舞台になっているとのことでした。
『からっぽのいえ』といえば、ミサイルで部品を落としてそれを集めてRJの記憶を読むゲーム。
ところにょり氏の物語に惹かれて、最後はどうなるのか、続きを読みたい、でも記憶は消したくないと葛藤したユーザーも多いゲームです。
ブースでは過去の作品の4つが展示されており、それぞれ遊べるほか、新作の『あめのふるほし』の開発バージョンが大きなディスプレイに映して置かれていました。
前作とは変わって、ただただ眺めるだけのゲームということを話していたのが印象的で、進んだ先にある遺言を集めるゲームですと語っていました。
実際に見てみると、大きな機械が雨の中を動いて、進んでいくと違う機械が倒れていて、その機械の遺言を見ることができました。
例えば、あした卵焼きが食べたいという内容が書いてある遺言を残したり、1つの遺言を軸に何個か分かれて物語を繋げるなど、遺言を残すのはユーザーなので
他のユーザーが何を考えているかを知ることができ、さらには、ほかのユーザーが集めたほかの遺言を見ることができるというユーザー参加型のシステムの採用をしていました。
『あめのふるほし』の紹介
概要
第5回ビットサミットアワード ビジュアルエクセレントアワード受賞
もう機械しか存在しない、汚染された大気に覆われた惑星で、視界が晴れる雨の日にだけ多脚戦車が歩き続けます。
(ビットサミット公式より引用)
タイトル | 『あめのふるほし』 |
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ジャンル | ノスタルジックアプリ |
プラットホーム | Android, iOS |
開発 | ところにょり |
リリース予定日 | 2017年梅雨頃 |
インタビュー(Q&A)
Q:このゲームで一番こだわっている点は何ですか?
オブジェクトの生成で世界観を継承しつつ続編を出す点、壊れると遺言を残すシステムで他ユーザーと繋がる点です。
Q:このゲームを作る上で苦労した点はありますか?
サーバー技術がなくて過去に一度サーバーがパンクして落ちました。今回はパンクしないように頑張ってます。
あとはオブジェクトを一つ一つ作っていく点です。ゲームの背景にあるオブジェクトを考え作るところが大変でした。
Q:インディーゲームの良さついてどう思いますか?
好きなものを作れる点です。企業で出すと利益重視になるので、個人で作りたいものを作れる点はインディの良さだと思います。
Q:今後目標・活動について教えてください。
大学を卒業して就活をせず今の生活を維持したいです。
ところにょりさん快く取材を受けていただき本当にありがとうございました。
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